独立を目指す人必須のスキルとは?スキルアップしてフリーランスとして成功するコツも伝授
「将来的には独立したい」と思っていませんか?自分のスキルを活かして自由に働きたいと思う人は多いでしょう。しかし、独立するということは、会社をはじめとした組織からの保証が一切なくなるということです。独立した後にしっかり稼いでいくためには、事前の準備が欠かせません。そこで今回は、独立を目指す人が身につけておくべきスキルをご紹介するとともに、修得したスキルを活かしたフリーランスの仕事についても解説していきます。
独立する際に身につけておきたいスキル
会社から独立すると、営業や経理、総務など、これまでは会社の専任部署が担ってくれていた業務をすべて自分でこなさなければなりません。ここでは、独立して成功するために身につけておきたいスキルをご紹介します。
営業力
独立してフリーランスとして稼いでいくには、営業力が欠かせません。自らの良さをアピールし、より高い単価で仕事を請け負うにはどうしたら良いかを考え、作戦を立てて実行します。
独立直後は、高い単価で仕事を受注するのが難しいかもしれません。しかし、実績を積んでいくと業界内で評価されるようになり、徐々に仕事の単価も上がっていきます。
パートナー企業と良い関係が構築できたら、単価交渉も忘れずに行いましょう。
会社とは異なり、フリーランスは自分の報酬は自分で上げていく必要があります。
「営業はちょっと苦手」という人も、独立してから営業の重要性に気が付くはずです。
営業力があれば、仕事の依頼が途切れないフリーランスに大きく近づくことができます。
セルフマネジメント力
セルフマネジメント力とは、自分自身をコントロールする力のことです。
フリーランスになると、働く時間は基本的に自由です。会社員であれば土日祝日休みの場合が多いですが、平日に休みを取ることもできます。非常に自由度の高い働き方のように思えますが、自由な環境で自分自身をコントロールするにはテクニックが必要です。
自分自身を「一つの会社」と考え、目標設定やタイムマネジメント、タスクマネジメント、業務の優先順位づけなどを自分でできるように訓練していきましょう。
パソコンスキル
ここでいう「パソコンスキル」とは、プログラミングやWebデザインといった技術的なスキルではなく、「パソコンの基本的な操作スキル」です。
リモートワークやオンライン会議が新しい生活様式として定着しつつあり、パソコンやWebに関する知識は、もはやどの業種においても必要不可欠といえるでしょう。契約書や請求書といった書類のやり取りも、紙ベースではなくWeb上で行う企業が増えています。
フリーランスに求められるパソコンの知識は、プログラマーのような専門知識ではなく、ごく一般的なパソコンの基本的な操作方法です。パソコンに苦手意識がある人は、独立する前にパソコン教室に通うなど、必要最低限のスキルを身につけておきましょう。
資金管理のスキル
複数の案件を抱えていると、どの案件の支払いがいつになるのか、わからなくなってしまうことがあります。また、大きな出費があった場合、気になるのは口座の残高でしょう。フリーランスとして働く上で、収入と支出をしっかりと管理する能力は非常に大切です。
また、プライベートの出費と仕事上の出費の線引きも曖昧になりがちです。そこでおすすめなのが、プライベートと仕事の収支管理を一つにまとめてしまうことです。そうすることにより、身の回りのお金の流れが一目瞭然となるでしょう。
「家計簿すらつけたことがない」という人は、まず家計簿をつけることをおすすめします。
税金や社会保険などの知識も大切ですが、収入と支出を管理できなければ、税金の管理もできません。お金の流れを整え、独立に備えましょう。
▼個人事業主が抑えておくべき税金はこちら
マーケティングスキル
「マーケティング」とは、モノやサービスを販売するために必要な活動の総称です。
企業の場合はマーケティング専門の部署があり、プロモーションやキャンペーンを実施します。しかし、フリーランスの場合は、自身を売り込むための活動は自分で行う必要があります。
独立後に活躍したいと考えている業界で、今どのようなことが起きているのか。また、どのようなモノやサービスが求められているのか。マーケットを知ることは、稼げるフリーランスになる上で必須のスキルです。常にアンテナを張り、情報感度を高めておきましょう。
フリーランスの仕事にはどんなものがあるの?
ここからは、フリーランスの仕事をいくつかご紹介します。
未経験で始められる仕事もあるので、是非チェックしてみてください。
▼個人事業主(フリーランス)の仕事についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ライター
ライティング力を活かしたフリーランスの仕事に、「Webライター」があります。これは、企業が運営するオウンドメディアに掲載するコラムを執筆したり、メルマガを書いたりする仕事で、特別な資格などは必要ありません。特に、大企業のWebサイトは膨大な量のコンテンツが必要となるため、企業は常に優秀なライターを探しています。文章を書くのが得意な人は、Webライターを目指してみてはいかがでしょうか。
イラストレーター
イラストを描くのが好きな人には、イラストレーターという仕事があります。企業のホームページに掲載するイラストから商品パッケージのデザインまで、イラストレーターは、さまざまな分野で活躍できます。業務委託として企業と契約できれば収入も安定するでしょう。
独立を成功させるコツ
最後に、独立を成功させる3つのコツを紹介します。
独立で得たいものを明確にする
あなたが独立したいと思う理由はなんでしょうか。
「時間や場所に縛られない仕事がしたい」
「もっとたくさん稼ぎたい」
「ワークライフバランスを整えたい」
「自分の得意分野を極めたい」
おそらく、独立したいと思う理由は一つではないでしょう。ここで大切なのは、「その中でも絶対に譲れないもの」を明確にしておくことです。
自分の求める条件をすべて満たす仕事が最初から手に入るケースはまれです。自分の中で譲れないものを明確にし、優先順位を考えておくことで、「こんなはずじゃなかった」という失敗を防ぐことができます。
当面の生活費を確保する
独立した直後は、思うように収入が入ってこない期間が続きます。そのため、当面の生活費を確保してから独立するのがおすすめです。少なくとも、半年程度は収入がなくても生活できる貯金を蓄えておきましょう。貯金があると、精神的にも安定し、仕事に対して前向きに取り組むことができます。
まずは副業で始める
ビジネス書や自己啓発本では、一か八かの賭けに出て大成功した起業家のストーリーが頻繁に取り上げられています。しかし、それで成功できるのは、ほんの一握りの人だけです。
起業は、小さく始めることが大切です。現在、会社に勤めている人であれば、まずは週末にできる副業を始めてみましょう。副業で安定して稼げるようになってきてから独立を考えるという順番にすれば、大きく失敗することはありません。
▼副業について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
スキルを活かして副業起業!ビジネスを育てれば本業へシフトもできる!
初めての副業におすすめなのが、自分の得意なことを人に教える仕事です。学びたい人と教えたい人をマッチングするプラットフォーム「おけいこタウン」では、集客から講座開設、レッスンの開催予約、実施までの流れをすべてプラットフォーム上で完結することができます。事務局によるサポートもあるため、わからないことがあれば質問できるのも大きなメリットでしょう。
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まとめ
独立して生計を立てていくためには、営業力や資金管理能力など、さまざまなスキルが必要です。まずは、そのための準備をしっかりと行いましょう。
成功しているフリーランスほど、実は入念に準備を重ねています。そして、稼げるようになった後も、スキルアップのための努力を続けています。
独立する前に、副業を経験するのもおすすめの方法です。小さく始めて、小さな失敗を繰り返し、スキルを磨いていきましょう。