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【おけいこタウン講座レビュー】大塚高子先生「暮らしの中で楽しむお茶とお花」

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おけいこタウンでは、さまざまなスキルを持つ先生が活躍しています。「おけいこタウン講座レビュー」では、そんな先生方の講座を実際に体験したレポーターが、当日の様子や先生のお人柄をお届けします。

今回体験した講座は、お作法のハードルが高そうな「お茶とお花」です。大分県内で幅広い年代の方に向けてご指導くださる大塚高子先生の講座で学んだ内容と、実際に受講した際の流れをご紹介します。
お茶とお花をたしなむことの良さ、そして、おけいこで大切にされていることなどを先生にインタビューしました。

【大塚高子先生のご紹介】
大塚高子先生は、若い頃から茶道と花道を学び、時代の流れに合わせたお茶とお花の楽しみ方で、作法に捉われず気軽に生活の中に取り入れてほしいという思いから当講座をスタートしました。50年以上ものキャリアがあり、所作が流れるようにとても美しく、生徒さんからもイチオシといわれる先生です。

「暮らしの中で楽しむお茶とお花」体験レビュー

茶道や生け花に関わるチャンスは何度もあったのですが、私はこれまで細かな作法への苦手意識があったため、トライできずにいました。もちろん、誰かに習ってお花を生けたことも、茶器を触ったこともありませんが、「暮らしの中で楽しむ」という言葉に純粋に惹かれて、会場の九州電力大分営業所IHクッキングスタジオに向かいました。大分駅から徒歩3分、しかも大きなビルの1階にあるので迷わず到着できました。

今回、私が体験した講座は、2時間の講座でお花とお茶の2本立てです。全くの素人である私がいきなり「道」がつくものを2つもやれるのかと、教室に入る直前まで緊張がぬぐえませんでしたが、扉を開けた瞬間、「こんにちは、今日はよろしくお願いしますね」と優しい先生の声。思わず顔がほころびました。

まずはお花のレクチャーからスタートです。先生が講座で使用する切り花や草木を準備し、その中から自分の好みを選んで花器に生けます。私はお祝いなどでいただいたお花を花瓶に入れるくらいしかないので、何をどうすればいいのかわからず戸惑ってしまいました。

すると「まずは他の方が生けた花を目で観察してみて」「茶花は、1本か2本。お花の表情をよく見て挿します。夏は籠をよく使うので、本数が多くなるけど、奇数でね」「好きな葉の形や色のバランスで自由に生けていいんですよ」と教えていただきました。基礎を意識しながら自由に生けるので、これなら私も庭の草花を活かして家に飾れそうです。

そしてお茶の講座がスタートしました。この講座では和室で正座ではなく、椅子に座ってテーブルでお茶をいただけます。これが生活の中で茶道を楽しむポイントのようです。

茶菓子が運ばれてきました。「お菓子を先にどうぞ」と促され、周りの方の見よう見まねで茶菓子をいただきます。私は先に茶菓子を取る生徒さんの様子を見ながら、手順を覚えようと必死でした。すると、「お菓子を取るときは空いた手を添えてね」と先生がそっと教えてくれました。

茶菓子をいただいた後には、使った菓子切りや指の汚れをさっと懐紙(かいし)で拭き、使い終わった懐紙をたたみました。「懐紙の端をつまむようにして指をきれいにすると所作が美しく見えますよ」と先生が仰っていました。なるほど、こまやかな所作が動きの美しさに気を配る秘訣だと気づかされました。

いよいよお茶が運ばれてきました。ここでも生徒さんが前にやっていたように「お先にいただきます」と下手(しもて)の方に挨拶。テレビでこの風景を何度か見たことがありますが、見ると実際にやるとでは大違いです。お茶をいただくにも茶器をどのように手元に運んで、何回回せばいいのか、何をやるにもわからず戸惑います。

「『お点前頂戴いたします』の後に、茶器を左手に受けて寄せてね」「茶器の正面を意識すれば大丈夫。飲むときは正面を避ける意味で右回しで2回ね。美味しくいただくときに出る音はいいんですよ」「飲み口をそっとぬぐって、そして回し戻して正面を運んでくださる方に向けてね」といった動作の手順を覚えてその通りにやらなければなりません。これらの動作は一つひとつの意味を考えられたもの。相手に失礼がないように「思いやりを表す」という、どれも腑に落ちる動作なのです。

お弟子さんがいらしていたと思っていたのですが、私にお茶を点ててくれたのは生徒さんでした。お茶をいただくだけではなくて、実際におもてなしをする側でお手前を皆さんが積極的にやっているのだそうです。

そして、講座の途中で手順がわからないときは、生徒さんが大塚先生にその場で質問します。生徒さんがやった後に先生がフォローし、所作が相手への気配りにつながる理由まで教えてくださるのが印象的でした。

生徒同士で、お点前とお運び、お客さんを順番にやりながら、お互いに教え合ったり、写真を撮ったりと、楽しい時間を過ごすことができました。最後に、お茶の立て方を教えてもらいましたが、「茶筅(ちゃせん)の回し方が上手ね」と、先生から褒めていただきました。

「おしまいください」「しまいさせていただきます」のかけ合いで、お茶の会は終了。「手に持っている物はきちんと置いて挨拶しましょう。始まりと最後のお辞儀は丁寧にね」が最後の挨拶。おもてなしと思いやりの心を刺激された2時間でした。

大塚先生へのQ&Aコーナー

――先生を始めようと思ったきっかけを教えてください。

私が若かった頃は、お花とお茶は「花嫁修業」でした。高校生の頃から始めて、両方とも好きで、ずっと同じペースでやってきました。そのうち、花展や行事が重なることも多くなってきました。お花の方が生徒さんが多かったし、家元について支部長などもやっていたので、お茶をやりながらお花を主力にして教室をしていました。「お茶教室をしてほしい」と言ってくれていた方には「待っていてね」と話をしていたのですが、膝痛になってしまい、⾧時間の正座に耐えられなくなってしまったんです。今の時代も高齢化でしょう。お茶は、和菓子だけでなく洋菓子にも合うし、ご家庭のテーブルで楽しんでほしくて、このような講座をやってみようと思ったのがきっかけですね。

――実際に先生になってどうですか?生徒さんとのふれあいで得られる喜びなどを教えてください。

花と向き合うことは、生きているものと向かい合って命を大切にするということ。生けた結果だけでなく、その過程に意味があると思っています。「この花が好き」「どの向きがいい?」と話しをしているうちに、自分の気持ちも整ってくるんです。
昔、お茶をやったことがある方や違う流派の方もいらっしゃいます。覚えたい方には覚えていただきたいし、何回もやってみる、実際にやってみることで、そこで知ることやわかることがあります。すると「どうしたらお役に立てるか」といった気働きが利くようになるんです。知らない方に教えることで、曖昧な部分がはっきりしてきますし、間違えていれば私がフォローします。いい意味で「邪魔にならない程度のでしゃばり方」ができるんです(笑)。
教え合う中での気づきも多いし、いい循環が生まれていると感じますね。

――おけいこタウンを利用しようと思ったきっかけを教えてください。

花と向き合って心を整えて、お茶とお菓子を楽しんでもらいたいという思いから、両方楽しむ時間を提供するために、講座を開く場所を探していました。私が水曜日に(九州電力大分営業所の)近くでお花の稽古をやっており、アクセスが良かったので、2022年の8月に初めてこちらのスタジオをお借りして使わせていただくようになりました。

――実際におけいこタウンを利用してみてどうですか?

こちらは広くて、環境がいいし、水回りがいいんです。他の場所ではこうはいきませんよね。清潔に使わせていただけて、自分が思うようにセッティングできるので、私のような講座には合っていると思います。まだ大分は認知が低いようなので、その点はもったいないですね。
「夜や土日の教室はないの?」と、ご要望をいただくこともあるんです。あと、男性やお勤め帰りの方が気軽にいらっしゃれる時間帯に使用できるといいですね。

――おけいこタウンのメリットを教えてください。

教室システムによっては、入会金や前納といったいろんな条件がありますよね。こちらのシステムは、1回だけの参加でもいいし、毎回でもいいので、生徒さんにとって負担が少ないだろうと思いました。若い方はLINEを見たりするでしょう。自分で手軽に申し込めるし、趣味のことで教室をやってみたい方にとって、非常にいいと思いますね。
若い方には、このようなシステムはとても向いていると思いますよ。生徒さんの中にもアロマオイルを使ってストーンを作っている方とかいらっしゃるので、おすすめしたいですね。

――これからおけいこタウンを利用しようと考えている方にメッセージを

お花の世界では、何十年もやらないと人に教えられないということもありますが、教えることで自分が成⾧できるから、「教えることを始めてもらいたい」といつも伝えています。お勤めをしていると、そのような機会もなかなか少ないですしね。
大分は、このようなおけいこができる場所を知らない方が多いようですが、特に私の講座のように施設の備品を思い通りに使いたいという方には、おけいこタウンはぜひおすすめです。

おけいこタウン|学びたい人と教えたい人のお稽古マッチング

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