初めての講師はどんな業種がおすすめ?活動を始めるための方法を解説
講師というと学校の先生などの業種を思い浮かべる人が多いと思いますが、語学や資格試験、手芸など、さまざまな分野において講師は活躍しています。これから講師として独立しようと考えている方は、どういった活動から始めればいいか悩んでいることかと思います。
そこで今回は、これから講師として活動を始たいという方に向けて、業種の一例や収入を得るまでに必要なステップの参考となるよう、登録すべきおすすめのサイトをご紹介します。
講師とは
一般的に学校外の講師というと、いわゆる学校の先生ではなく、専門性に長けた「先生」として扱われることが多くなります。特に企業が研修や講演などの依頼をする場合は、実績や経歴を重視することが多く、依頼する「先生」が受講者に対して有益な情報・技術を伝えることができるのかを企画段階から計画しています。
そのため、講師として独立を考えているのであれば、自分の得意な分野を教えることはもちろん、「生徒に対して有益な情報・技術を伝えるためにはどうすればいいか」を考えて、活動することをおすすめします。資格試験の講師として活動を始めるのであれば、資格試験に合格するための方法として、独自のテキストや語呂合わせを教える。手芸の先生であれば、自身が作品を作る際に意識していることを言語化、イラスト化して教える。といったように、独自の強みを作ることが講師として安定した収入を得るために必要なプロセスです。
▼講師になるためのポイントを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
セミナー講師になるには!?講師の仕事を始めるなら押さえておきたい3つのポイント
講師としての業種一覧
ここからは、講師にどのような業種があるのかをご紹介します。
資格試験の講師
資格試験の講座は、キャリアアップの一環として大手予備校やカルチャーセンターなどで人気があります。そのため講師として、自身が保有している資格の合格方法を教える講座は安定して受講者が見込めることや、試験に合わせて講座を定期的に開講できることから始めやすい業種といえます。
ただし、講座を開講するためには、上位資格(例:3級ではなく1級)を保有していることを求められる場合が多いです。資格講師になることを目的として資格を取得するのでは、目的と手段が逆転してしまうため、元々持っていた資格を活かして講師として独立するといった流れをおすすめします。
英語や韓国語などを教える語学講師
語学講師は、グローバル化の流れを受けて、外国語専門学校や語学スクールなど、さまざまな場所で需要がある業種です。日常会話からビジネスまで使用される場面の多さから英語の教室が多いですが、韓国ドラマの人気があることや日本語と韓国語の文法が似ていることから韓国語の教室も人気があります。
語学講師は語学を教えるだけでなく、その国の文化や風習などにも精通していることが求められるため、好きな国の得意な語学を教えるというイメージで始める方がよいでしょう。最近ではオンラインやカフェでの個別レッスンも人気があります。
縫い物やビーズジュエリーの作り方を教えるハンドクラフト講師
コロナ禍での巣ごもり需要を受けて、手芸の教室も人気があります。刺繍やマスク、パッチワークなどの作り方を教えるハンドクラフト講師も安定した収入が見込める業種です。
他の業種と違って、機材を揃える必要があることや材料を仕入れる必要があることがひとつのハードルですが、最近では手芸屋さんと協業(材料費の売上を折半)する方法もあります。また、カルチャーセンターなどで教室を開講するほかにも、動画を見せながら教えることによるオンライン手芸教室を開催するという方法もあります。
ワードやエクセルなどの使い方を教えるPCインストラクター
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)やACA(アドビ認定アソシエイト)などの資格を活かして、仕事や趣味で活かせるパソコンの使い方を指導するPCインストラクターという業種もあります。
スマートフォンの普及により、パソコンを操作できない学生が増えているため、就職活動に向けたパソコン教室というのも少なくありません。PCインストラクターは街のパソコン教室や専門学校、大学などのPCが常備されている環境で教えることが一般的ですが、近年ではオンラインで指導する方法も普及してきました。実績を積むことで企業研修などの大きな仕事も視野に入るので、講師としての独立が見込めます。
その他の業種
おけいこタウンでは、そのほかにも下記のようなジャンルでの講座を開催しています。
- 社会人として必要なビジネススキル
- 「起業・副業・キャリア」「ライフハック・自己啓発」を教える講座
- 「Web・IT・デザイン」や「写真・映像」を教えるクリエイティブな講座
- 普段の生活で活かせる「料理」や「ビューティー・ヘルス
- 「子育ての方法」を教える講座
- 自宅や外でも行える「ヨガ・フィットネス」や「スポーツ・アウトドア」
それぞれの講師と、生徒の“教えてほしい”をマッチングできる、幅広いジャンルが用意されています。自分にも講師ができそうだというジャンルがあれば、ぜひおけいこタウンで講師登録をしてください。
講師として活動するためにおすすめのサイトは?登録すべき理由をご紹介
先述の通り、講師として活動を始めるにはまず実績を残すことが大切です。受講する側としても、先生がどのようなことをしてきたかを見ることで「受講料を払ってでも講座を受ける価値があるか」の目安としたいからです。
実績を残すために、まずはマッチングサイトなどを利用して集客を代行してもらうといいでしょう。ここからは、講師として活動するためにおすすめのマッチングサイトをご紹介します。
おけいこタウン
おけいこタウンは、九州電力が運営するマッチングサイトで、「九州7県の教えたい人と教わりたい人」をマッチングしてくれます。おけいこタウンの特徴は、希望に応じて「学びに必要な教室」の提供を受けることができることです。
講師として活動を始めたばかりで何もわからないときに、教室の準備をサポートしてもらえることは、非常に嬉しく頼もしいサービスです。九州で講師を始めたいという方は、まずはおけいこタウンで講師登録をしてみましょう。
ストアカ
ストアカは、ストリートアカデミー株式会社が運営するマッチングサイトで、講座のサブスクリプションサービス(月額制コミュニティ)やストアカ補償制度(保険への加入)など、積極的に新しいサービスを提供していることが特徴です。また、スマートフォンのアプリにも対応しているので、若い世代の人たちが講座を探しやすいようにしていることもおすすめのポイントです。
LESSSON(レッソン)
LESSSON(レッソン)は、株式会社サタデーが運営するマッチングサイトで、動画レッスンの販売もできる特徴があります。オンラインなどでのライブ配信が一般的になりつつありますが、受講者から「まずはお試し価格で受講してみたい」という声も少なくありません。そのため、まずは動画を観てもらい「自分にも参加できそうだ」「実際に講座を受講してみたい」と思ってもらえたら、オンライン講座を受講してもらうという仕組みを構築することができます。もちろん、対面やオンラインでの講座も並行して開催されています。こちらもスマートフォンアプリに対応しています。
Live Teachers(ライブティーチャーズ)
Live Teachers(ライブティーチャーズ)は、株式会社東進が運営するマッチングサイトです。他のサービスと大きく異なる特徴は、講座がすべてオンラインで行われることと、講師の登録に東進所定の審査が必要であることです。オンラインでしか講座が行われないため、マンツーマン講座以外にも、100名まで同時に受講できるライブ配信を行うことも可能です。オフラインで講座を行わないのであれば、オンライン特化のLive Teachersを利用するといいでしょう。
まとめ
講師として活動を始めた当初は知名度が低いため、講座を開催したとしてもなかなか受講者が集まらず、集客に苦戦する方がほとんどです。講座の開催に向けて資料や材料を懸命に準備しても、受講者がいないと仕事にならないのが講師という仕事です。まずは実績が大切なので、サイトなどを通じて受講者を募りましょう。受講者の声という形で実績を残すことで、次の参加者も講座に参加しやすくなります。
行動してみようと思った九州にお住まいの先生は、ぜひおけいこタウンで講師登録をしてみてください。また、おけいこ先生では、講師だけでなく個人事業主としての悩みも解決する記事を掲載しているので、他の記事もぜひご覧ください。
【おけいこタウン講座レビュー】松崎先生「ビーズジュエリー教室」