【教え方が下手な人の特徴9選】 今日からできる改善策も解説
人に何かを教える仕事をしている人は、「自分はうまく教えられているのだろうか」と不安に思うものです。特に、教え上手な人を目の当たりにすると、なおさら自信をなくしてしまいます。
教え方が下手な人には、いくつかの特徴があります。あなたにも当てはまるものがあるかもしれません。
今回は、教え方が下手な人の特徴9選を紹介します。今日からできる改善策も解説しますので、ぜひご自身で講義をする際の参考にしてください。これから講師になりたいと思っている方も必見です。
教え方が下手な人の特徴9選
教え方が下手な人の特徴9選を紹介します。自分に当てはまるものがないかどうか、確認してみましょう。
1. 相手の気持ちを理解しようとしない
講座を受ける人のレベルはさまざまで、中には「どうしてできないんだろう…」と悩んでいる人もいます。教え方が下手な人は、そんな相手に対して「なぜできないのか」「簡単でしょう」と言ってしまいます。
教える時は、相手の気持ちに寄り添う姿勢が大切です。自分が初心者だった頃のことを思い出してみましょう。
2. 高圧的もしくは威圧的な態度を取る
教える立場になると、必要以上に高圧的な態度を取り、威圧的な話し方になる人がいます。もともと感情的な人に多い特徴で、教わる立場の人は委縮してしまいます。教えるのがうまい人ほど、親しみやすい雰囲気で余裕を持っているものです。特に、教える相手が年下の場合は自分の態度や話し方に注意しましょう。
3. 自分の常識を基準にする
教えるのが下手な人は、自分の知識レベルと相手の知識レベルが違うことに気付きません。また、人によって常識に対する前提条件も異なるため、自分の常識を基準にしてしまうと、相手にうまく伝わらなくなります。
相手の知識レベルに合わせて教えることも、教える人の大事な仕事です。教えるのが上手な人は、相手の知識レベルに合わせて教えられるよう、教え方のバリエーションをたくさん持っているものです。
4. 一方的に授業を進める
人に何かを教える時は、相手の知識レベルに合わせるだけでなく、理解度に合わせることも必要です。中には、理解が遅いタイプの人もいます。一方的に授業を進めてしまうのも、教えるのが下手な人の特徴です。時々、自分ばかりが話していないか確認すると良いでしょう。
5. 声が小さい
声が小さいと、相手が聞き取りづらいだけでなく、自信がない印象を与えます。特に、初心者にありがちな特徴なので注意しましょう。はっきり、ゆっくり話すのも大事なポイントです。YouTubeなどでプレゼンテーションが上手な人の話し方を観察し、エッセンスを取り入れるのもおすすめの方法です。
6. 話が整理できていない
これも初心者にありがちな失敗です。「あれもこれも教えた方が親切」と考え、気がついたことを、思いつきですべて説明してしまいます。整理できていない話を聞かされた相手は、理解が追い付かずポカンとしてしまうでしょう。人に何かを教える時は、あらかじめストーリーを組み立てておくことが大切です。
7. 話が感覚的・抽象的
「ちょっと減らす」「すごく多い」などの感覚的、抽象的な表現は、人によってイメージが異なるため、うまく伝わりません。教え方がうまい人は、実際に目の前でやってみせたり、具体的な例やたとえ話で具体的な情報を相手に伝えたりします。
8. 全体像を説明しない
人に何かを教える時に、全体像を説明することはとても大切です。なぜなら、細かい作業や手順を部分的に教えても、相手がその重要性を理解できないからです。まず全体像を伝え、教える人と教えられる人が共通認識を持つことで、一つひとつの作業や手順の理解が深まります。相手との前提条件を揃えるうえでも有効です。
9. 言っていることがコロコロ変わる
「前回のレッスンと今回のレッスンで言っていることが違う」というのも、教えるのが下手な人の特徴です。話に一貫性がない人は、信用されなくなってしまいます。一度教えたことを訂正する時は、自分の非を認めて、きちんと理由を説明したうえで行いましょう。
教え上手になるにはどうしたらいい?
教えるのが下手な人の特徴に、当てはまるものはあったでしょうか。すべての特徴に共通するのが、自分本位な考え方だということです。自分の基準で考え、自分の教えたいことを教え、相手の顔色が曇っていることにも気付きません。
対して、教えるのがうまい人は相手本位です。相手の理解度に合わせてカリキュラムを組み、表情を見ながら教え方を変えていくことができます。
教える立場の人は、自分が初心者だった時のことを忘れがちです。教えるのが下手だと悩んでいる人は、「自分だったらこう教えて欲しい」と思うことをやってみましょう。相手の反応も、きっと変わってくるはずです。
今日からできる!教え上手になるための改善策
いきなり教え上手になろうと思っても、一気にいろいろなことを変えるのは難しいでしょう。ここでは、今日からできる教え上手になるための改善策を紹介します。
一番簡単な方法は、まず相手の話を聞くことです。教えることに慣れていない人は、自分ばかり話してしまう傾向があります。特に、授業の準備を入念に行っている人ほど、「それを全部やらなければ」と使命感に駆られ、相手を無視して話し続けてしまいます。
相手のレベルに合わせて、次のようなことを試してみましょう。
- 相手が初めて講座を受講する人であれば、講座に参加したきっかけや、講座に何を求めているかを聞いてみる
- 相手がすでに何度か講座を受けている人であれば、ここまでのカリキュラムで困っていることはないか、今後どんな風に進めていきたいかなどを聞いてみる
教える人と教えられる人という立場になると、どうしても相手を自分よりも下に見てしまいます。そうではなく、相手と二人三脚をしながら、求めるゴールに向かっていくイメージを持ちましょう。
▼下記の記事では「教え上手な人」の記事を掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。
【教え上手は稼げる!】教えるのが上手い人がやっている10のこと
まとめ
今回は、教え方が下手な人の特徴9選と、今日からできる改善策を紹介しました。
教え方が上手な人に特徴があるように、教え方が下手な人にも共通する特徴があります。今回の記事を参考にして自分の癖を知り、教え上手になるための一歩を踏み出してみましょう。
実際におけいこタウンで活躍している先生のインタビューも参考になるかと思いますのでぜひご覧ください!
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